ブレーキシステムの整備せいび
ブレーキは自動車の最重要な安全装置であり、確実な整備が求められます。
【問題もんだい1】
ディスクブレーキのパッド残量が使用限界を超えた場合の危険として正しいものはどれですか?
1.音が静かになる
2.制動力が著しく低下しロータへの損傷が起き制動不能になる危険がある
3.燃費が良くなる
4.問題ない
【正解】2
【解説】ディスクブレーキパッドが摩耗限界(通常残量2mm以下)を超えると制動力が大幅に低下するだけでなく、金属部分がロータを削り高価なロータの損傷・交換が必要になります。定期点検での残量確認が不可欠です。
【問題もんだい2】
ブレーキフルード(ブレーキ液)の吸湿性について正しいものはどれですか?
1.吸湿性はない
2.ブレーキフルードは吸湿性が高く水分を含むと沸点が低下しベーパーロックの危険がある
3.水分は問題ない
4.交換不要
【正解】2
【解説】ブレーキフルードは空気中の水分を吸収(吸湿)するため使用とともに沸点が低下します。劣化したフルードは高温時に気泡(ベーパー)が発生しブレーキが効かなくなる「ベーパーロック現象」を引き起こします。通常2年ごとの交換推奨。
【問題もんだい3】
ABS(アンチロックブレーキシステム)の役割として正しいものはどれですか?
1.タイヤをロックさせる
2.急ブレーキ時にタイヤのロックを防ぎステアリング操作能力を維持して車両の安定性を確保する
3.制動距離を伸ばす
4.サイドブレーキを補助する
【正解】2
【解説】ABSは急ブレーキ時にタイヤがロック(スリップ)しないよう制動力を自動調整するシステムで、タイヤのグリップ力を維持してハンドル操作による回避行動を可能にし、濡れた路面・雪道での安全性を高めます。
【問題もんだい4】
ドラムブレーキのホイールシリンダー(ホイールシリンダー)からのブレーキ液漏れの症状として正しいものはどれですか?
1.制動力が増す
2.ブレーキペダルのストロークが増大しブレーキの効きが悪くなる
3.燃費が悪くなる
4.エンジン音が変わる
【正解】2
【解説】ホイールシリンダーからのブレーキ液漏れはブレーキ系統の液圧が低下し制動力の著しい低下・失陥につながります。ブレーキペダルの踏み込みが増える・フェード感がある場合は早急に点検が必要です。
【問題もんだい5】
駐車ブレーキ(サイドブレーキ)の整備で確認すべき事項として正しいものはどれですか?
1.見た目のみ
2.引き量(ノッチ数)・制動力・ワイヤーの伸び・ライニングの摩耗を確認する
3.交換不要
4.機能しなくてよい
【正解】2
【解説】駐車ブレーキ(パーキングブレーキ)の点検では引き量(レバーのノッチ数)が規定内か・制動力が十分か・ワイヤーの伸び・腐食・ライニング(摩耗材)の残量を確認し、必要に応じてアジャストと部品交換を行います。

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